コラム 中の人の仮想空間日記

【Second Life】SENGOKU最後の川柳大会

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2月27日(金)の22:00より、SENGOKU SIMの最後の川柳大会が行われました。2007年に”開城”して以来、多くのユーザーに支持されてきた時代テーマSIM「SENGOKU」も、2月いっぱいでセカンドライフ内でのセルフプロモーションという役割を終えることとなりました。その最後の姿をスクリーンショットを中心にお伝えしたいと思います。

【Second Life】SENGOKU最後の川柳大会 【Second Life】SENGOKU最後の川柳大会
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最後の開催というだけあって、会場である謁見の間にはこれまで以上に多くの参加者が集まりました。そのためSIMもかなり重くなり、なかなか他のユーザーのアバターがロードされません…
今回のお題は「その時、歴史が動いちゃった!」でしたが、正直なところお題には関係なくどちらかというと「うっかり系」な川柳が多かったように思います。しかし最後だからか皆さんもの凄い勢いで作品を発言し、ログを追っていくだけでいっぱいいっぱいでした。
そんな激戦を制したのは以下の方々でした!
【Second Life】SENGOKU最後の川柳大会 【Second Life】SENGOKU最後の川柳大会
【Second Life】SENGOKU最後の川柳大会 【Second Life】SENGOKU最後の川柳大会
優勝:Radish Raymakerさん
「免許証 あっさり砕く シュレッダー」
くのいち賞:Aiueo Yueさん
「失恋し ハードルさがった あの日の夜」
つっこみ賞:KazumaHs Destinyさん
「うっかりも すっかり忘れ イデオンに」
うっかり賞:RYUJI Racerさん

川柳大会の後は恒例のダンスパーティです。この時間から参加した人もいたので、さらに参加者は増えてますますSIMは重くなり…
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なんかとのが土下座して謝っているような…
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こうしてみんなで踊っている最中、突然!
どーーーーーーーーーーん!
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ダンスのBGMがドリフの転換BGMに変わり、同時に城そのものが消えてしまいました。ワケも分からず地面に落下していく参加者の皆さん…
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その後もドリフのテーマに合わせてSIMじゅうのオブジェクトをリアルタイムでリターンしまくるとの。まさかSIMの撤収作業までネタにするとは、最後の最後まで気が抜けません。

【Second Life】SENGOKU最後の川柳大会
そして、最後には本当に何もないまっさらなSIMになりました…。こうして何もないSIMを見ると、改めてその広さに驚かされます。
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そして何も無くなったSIMでさらにダンスパーティ…をやっていると…
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いつの間にかとのが大名から僧侶に出家してる!!そして、SENGOKU SIM終了の理由や今後の予定などがとのの口から語られました。どんなことが語られたのかはこの日ここにいた人たちだけの秘密ですが、もしかしたら4月あたりに何かあるかも…
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そして最後の最後にその場に残っていた参加者みんなでひな壇に座り記念撮影をしました。またちょうど良い具合にデフォルトの空模様も日の出になって良い感じです。
こうしてSENGOKUは最後の最後まで楽しいSIMのまま終了しました。
この日来ていた参加者の方の言葉に「(SENGOKUが)企業SIMっぽくなかった」「企業SIMだと思って協力(参加)していない」というものがあったのですが、そこからは昨年開催されたVirtual Worlds Conference&ExpoやVirtual Worlds Londonで盛んに議論されていた「Engagement」という言葉を強く感じました。これは「繋がり」や「接続」「絆」といった意味で、海外のメタバース業界では「企業と一般ユーザー同士のコミュニケーションの度合い」を示します。
SENGOKUは、おそらく日本の参入企業の中で早期にこの「Engagement」の構築に成功したSIMだったのではないでしょうか。上記の参加者の方の言葉がそれを如実に表していると思います。
企業が仮想空間を活用する際、どうしても「ビジネスとして成り立つか(収益化)」を気にしてしまいますが、まずその前に「人と人との繋がり」が無ければ何も始まらないのではないか…と、そんなことを考えてしまいました。

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