いろいろな仮想空間にログインしてみた

第26回「weblin」

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今回は「自分と一緒にネットサーフィンしてくれる」ドイツ生まれのアバターサービス「weblin」を取り上げてみたい。これは、同じWebサイトを閲覧している人同士がブラウザ内でアバターを介して出会えるサービス。アバターはステータスバーの上に表示されるようになっており、会話するだけでなくアバターの種類ごとに違ったアクションをとることも可能。言わば、可視化されたアクセスカウンターというか「デスクトップウィジェット+アバターサービス+オンラインチャット」といった感じだ。(なので厳密には「メタバース」ではないのだが…)

【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第26回「weblin」
weblinはドイツのZweitgeist GmbH社が開発・運営しているサービだが、現在は日本語にも対応しているので登録作業は全て日本語で行える。
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しかし他のアバターサービスや仮想世界と違うのは、個人情報を入力して会員登録を行う前に、まず専用プラグインをダウンロード&インストールしなければならないこと。
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ダウンロードファイルを実行するとウィンドウが開き、会員登録画面が表示される。
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その後自分のアバターを選択。アバターは人間の男女のほかに動物タイプもあり。それぞれ何種類かのデザインが用意されているので好きなものを選ぼう。尚、アバターのデザインは後からでも変更可能。
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筆者はまずサメのアバターを使ってみることにした。
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そしてWebページに戻ってみると…確かに画面下部に自分のアバターが表示されている。
拡大図
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このアバターが多く表示されていればいるほど閲覧者が多いサイトだというわけだ。因みに他のアバターがいると…
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こんな”お遊び”もできたりする…
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拡大図
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他のアバターとチャットをする時は、自分のアバターをダブルクリックするとチャット欄の「ふきだし」が表示される。そこに直接コメントを入力してエンターキーを押せば発言完了。チャットのログを見たいときは、「Ctrl」キーを押しながらアバターをダブルクリックするとチャットウィンドウが表示され、過去の発言内容を確認できるようになる。
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尚、細かい設定を行いたい場合は画面左下にうっすらと表示されたアイコンをクリックするか自分のアバターを右クリックする。そうすると様々なメニューが表示されるので、自分の好みに合わせて設定変更ができる。
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ちょっと面白い遊び方。Webブラウザ上で動作する仮想空間(上記はntomo)にweblinを表示してみよう。そうすると同じ画面の中に自分のアバターが2体表示されることになりなんだか不思議な感覚が味わえる。また、意外な国の人が自分のページを見ているということが分かり思わぬ国際交流もできたりする。ちなみにこの画面にはドイツ人とインド人のアバターが表示されていた。
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さらにweblinの公式サイトへログインして「マイweblin」にアクセスすると、自分のプロフィールページをカスタムしたり、ニックネームを変更したり、仮想アイテムを購入したりと各種設定が行える。
【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第26回「weblin」
また、オリジナルの画像(100×100ピクセルまで)をアップロードしてアバターのデザインを変更することもできる。例えばリアルの自分の写真やセカンドライフのアバター画像をweblinのアバター風に画像処理して使用することも可能だ。
自分の好きな「絵」をアバターとして使用できるところは「はてなワールド」にも通じるところがある。
このweblinは基本的には今までのチャットやIMのようなリアルタイムコミュニケーションツールと同じようなものかもしれないが、やはり自分の「アバター」が存在するという点は大きい。例えばYouTubeやニコニコ動画で好きな動画を見ながら、同じ動画を見ている他のユーザーと感想を語り合ってみたり、ニュース記事やブログで偶然会ったユーザーと意見交換してみたりと「書き込み」に実体を持たせることができる。また普通にネットサーフィンをしていたら出会えなかった「新たな出会い」を生み出す可能性も秘めていると言えるだろう。
尚、ポータルサイト「Virtual Walker」上からお試し版の「weblin.lite」もプレイできるようになっているので、興味のある人は是非一度試して見て欲しい。
weblin
http://www.weblin.com/
Virtual Walker
http://www.virtualwalker.net/

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