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【イベントレポート】「東京0区」のプロモも公開!第16回産業用バーチャルリアリティ展レポート(3)

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【レポート(2)】から続く
東京ビックサイトで開催された第16回産業用バーチャルリアリティ展。最終日の27日(金)には今年公開予定の仮想世界「東京0区」のプロモーション映像も公開された。

「東京0区」は映像作品の企画・制作を行うクリエイティブ集団「STUDIO4℃」が10年以上温めてきた”東京湾に浮かぶ仮想の都市”というアイデアがモチーフになっている仮想世界。SBIホールディングス株式会社の子会社であるSBI Beyond株式会社が企画・開発を行っている。
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↑こちらがプロモーション映像の一部。写真がぶれているように見えるが決して筆者の撮影が下手だからではない。これは「3D映像」になっており、2重になった映像を立体視メガネで見ることによって迫力ある”飛び出す”3D映像が楽しめるようになっている。写真でお見せできないのが本当に残念だ。
このプロモーション映像を監督したのは、STUDIO4℃所属で「アニマトリックス」内のエピソード「BEYOND」や映画「Genius Party」の監督として知られる森本晃司さん。音楽はシンガーソングライターの田村歩美さんのソロプロジェクト「たむらぱん」。森本監督の色彩豊かでダイナミックな映像と田村さんの楽曲の見事なコラボレーション作品だ。
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尚、映像の上映の後は森本監督のトークショウも行われ、多くの来場者が足を止めていた。
■軍隊で採用されている訓練用シリアスゲーム
株式会社リアルビズのブースには軍事訓練用シリアスゲーム「VBS2(Virtual Battlespace 2)」が展示されていた。
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VBS2は、一人称視点シューティングゲーム「Armed Assault」を開発したBohemia Interactive Studioが開発したシミュレーションソフトウェア。見た目は市販のミリタリー系のゲームとそれほど変わらないが、VBS2は軍隊の「集団訓練」に用いられており最大100人が接続してチーム訓練が行えるとのことで、既にアメリカ軍とニュージーランド軍の訓練に採用されているという。
戦車、ヘリでの戦闘訓練から匍匐全身しつつ射撃訓練と多様なシミュレーションが可能で、マウスで視点を変えたりCキーでスコープモードにしたりと細かい設定もできる。日本でも自衛隊の訓練に採用したら防衛予算が節約できるかもしれない。
同イベントはそのタイトルどおり「産業用」、つまり「B to B」サービスなので一般向けサービスには直接関係ないものではあるが、バーチャルリアリティの技術は仮想世界・空間とも通じるものがあり、いずれは「B to C」に降りてくるサービスもあるだろう。今後も当サイトではバーチャルリアリティ技術の動向にも目を光らせていきたいと思う。
産業用バーチャルリアリティ展
http://www.ivr.jp/

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