【VWCE2008レポート】企業の役割はコミュニティが発生する環境の提供である

   2011/04/01

「無料掲示板のteacup」と言えばおそらく知らない人はいないのではないだろうか?筆者も自分のホームページを作っていた頃は随分とお世話になった。最近ではteacupのブログを利用している人も多いだろう。このteacupが、掲示板やブログの運営で培った「ファンコミュニティの醸成」のノウハウをセカンドライフにも応用している。「Virtual World Conference & Expo 2008」でのGMOティーカップ・コミュニケーション株式会社代表取締役社長の石川智之氏の講演では、このコミュニティが生まれる「場作り」のノウハウが語られた。

【VWCE2008レポート】企業の役割はコミュニティが発生する環境の提供である
石川氏はセカンドライフを、従来のチャットサービスと同様に”熱い”コミュニティが作られやすく、3DであることによりWebのプロフィールよりも多彩な自己表現が可能で無限の共同体験ができるものであるとし、「企業がコミュニティ作りの場所を提供することで密度の高いファンコミュニティを創出することが可能」であると解説した。実際、同社では「Japan Resort」というリゾートSIMを運営しており、日本人ユーザーだけでなく海外のユーザーも集い毎日賑わっている。また、このSIMは星の形をしており日本人SIMが今ほどなかった頃は地図の上から見てもとても目立っていた。石川氏は「ファンコミュニティの価値はファンサイトやブログと同じようなファンからの口コミ情報の発信と、企業とユーザーとの接点にある」とし、企業が積極的にユーザーコミュニティが自然発生するような環境を作ることが必要であると述べた。
【VWCE2008レポート】企業の役割はコミュニティが発生する環境の提供である
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講演の後半では、魅力のあるSIMを短時間・ローコストで造成・運営できる施工ツール「アイランド・ビルダー」が紹介された。これは、SIMの造成から建物の施工まで、エクセルデータを編集するだけで自動的に出来上がってしまうというツール。「プレゼン・体験コーナー」でもデモンストレーションが行われていたが造成スピードはかなり早かった。これにより、先の「Japan Resort」のような地図上で目を引くような変わった形のSIMを作ることもできるし、高層マンションなど手間のかかりそうな建造物も楽に構築することができる。こうして、早く安く「人が集うSIM」を作れるというわけだ。またちょっと変わった使い方として、バースデーメッセージや”愛の告白”などに、電光掲示板メッセージを使う感覚で「SIMの形」を使うという活用法もある。
尚、同社は先日、建築設計と建築系工業系コンピューターグラフィック制作を行う株式会社アトリエテンをデザインパートナーとして迎えた。今後同社では、SIM造成の自動化技術だけでなく、優れたデザインの建築物の設計やこれまで培ってきたWeb技術、運営サポート、トラフィック誘導も含めた”ファンコミュニティ造りプロジェクト”を推し進めていくとのこと。
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