株式会社ケイ・ジー・ティー(本社:東京都新宿区 社長:加藤 浩、以下KGT)は、複数の3次元グラフィックス表示を1つに合成する技術「FusionVR」(特許出願中)を用いて、セカンドライフとCADやCDGで作成したオブジェクトを合成して表示することに成功した。
セカンドライフは市販のCADやCGツールで作成したオブジェクトを、そのままセカンドライフ上に表示することができないため、厳密なオブジェクト表示が求められる用途には向いていなかった。
しかし今回KGTが発表した技術を用いた場合、CADやCGデータで制作されたオブジェクトの空間と、セカンドライフの空間を合成表示するので、CADやCGで描画したオブジェクトの表現が正確なまま表示できる。
この技術が実装されれば、より正確なデータを必要とする設計会議などでもセカンドライフの活用が増えるだろう。
KGTは今後の需要を見ながら製品化を検討してゆく予定とのこと。
東京ビッグサイトで30日まで開催される「Virtual World Conference&Expo2008」に出展しているので、興味のある人は是非覘いてみよう。
※画像はセカンドライフにMAYA(CGソフト)で作成したコンテンツ(車)を合成した例
株式会社ケイ・ジー・ティー
http://www.kgt.co.jp/index.html