【独占インタビュー】セガの〔iA〕は「バーチャルワールド」、ではない!?(中編)

   2011/04/01

(←前編より続く)
【独占インタビュー】セガの〔iA〕は「バーチャルワールド」、ではない!?
■サービスの安定化を最優先に
―― クローズドベータテストを終え、オープンベータへの準備中という段階ですが、ここまでの感触はいかがでしょうか。

【独占インタビュー】セガの〔iA〕は「バーチャルワールド」、ではない!?
木岡「クローズドベータテストは、まずDBの拡張性など技術的検証が主な目的で、サービスの安定化を最優先に考えると、実際にアクセスしてもらうことによって早い段階で問題を洗い出したいという気持ちがありました。クローズドベータテストでは、その他にも公式ページのわかりやすさに対する要望など、様々なご意見をいただきました。」
―― そうした要望は〔iA〕の方向性にどのように生かされているのでしょうか。
【独占インタビュー】セガの〔iA〕は「バーチャルワールド」、ではない!?
齋藤「我々が考えているプランを元にユーザーさんがどのあたりに反応するかというところを見ながら優先順位などを調整しています。例えば、我々が「これで大丈夫」と思っていたけれども、実はかゆい所に手が届いていなかった、という点などをフォローしながらオープンベータに向けて準備を進めています。」
木岡「今のところ、1年くらいのプランを持っています。これにユーザーさんから頂いたレポートを元に検討した内容を加えたり調整したりしながら進める体制をとっています。」
齋藤「それと、私たちが社内でテストするときはどうしても比較的少人数になるので、実際に多くの方が〔iA〕に入るとユーザーの方はどういった行動をとっていくかという点も検証のひとつに入っています。まだ手探りでやっているところも多いですね。」
木岡「また、機能の点でいえばまだ十分に伝え切れていないと感じています。例えば、こんなふうにブラウザの大きさが自動で変更されてデスクトップの〔iA〕が見やすくなるという機能もあります。Webのほうでは書いてあるのですが、知らない方が多いようです。」
【独占インタビュー】セガの〔iA〕は「バーチャルワールド」、ではない!?
―― 私も知りませんでした(笑)
木岡「(笑)。ユーザーさんにわかりやすく、という点を目指して、フォローしていきたいと思っています。」
■コミュニケーションのしやすさを実現する「ミーム」
―― 〔iA〕ではユーザーがそのサイトへのコメントを「ミーム」という形で残すことができます。ミームの見た目はユーザーのアバターと同じという、いわば分身を残すような印象で、単純にテキストでコメントをつけるのとも違って面白い機能ですね。
木岡「『ミーム』は最終的にリアルタイムでのコミュニケーションを実現するためという意味もあります。アバターによるコミュニケーションは魅力ですが、やはり初対面でいきなり話すというのはなかなか難しいという方が多いですよね。
でも、一方ではブログを書いたり、コメントをしたりという習慣はすでにあります。まずはこうした日記並みのコミュニケーションまでハードルを下げるのが『ミーム』です。
例えば料理が好きな人であれば、料理のサイトに『ミーム』でコメントを残すというのは比較的やりやすいと思います。他の人のミームにさらにコメントすることもできるので、(共通の趣味であるサイトのアイランドを介して)非リアルタイムのコミュニケーションをとることもできます。こうした流れを経れば、そのあと実際にアバターで会った時もリアルタイムのコミュニケーションがしやすくなると思うのです。とはいえ、では実際にそれで仕組みが回るのかということは引き続き試行錯誤しています。」
―― ミームは視覚的にも面白いですね。
木岡「そうですね。ミームは今は立っているだけで、モーションをつけるくらいなのですが、今後アイランド内を動きまわるようになれば(ミームが多く残されることで)活気を演出できるようになります。」
齋藤「ただ、そうした機能をいっぺんに出すと私たちも説明しきれないし、ユーザーさんもなかなかついて来るのが難しくなってしまいます。まずはユーザーさんにミームに慣れてもらい、段階をふんでいきたいと思っています。」
【独占インタビュー】セガの〔iA〕は「バーチャルワールド」、ではない!?
―― ミームはいろんなアイランドに残せますが、自分のミームにコメントがつけられたことなどはどのようにわかるのでしょうか。
木岡「自分の家(ホーム)に紐付いたマイページがあって、そこでミームのコメント状況がわかります。そしてコメントをクリックすると、そのミームのアイランドにとびます。これが普通のSNSなどと違うところですね。他にも近所にホームがあるユーザーの状況やコミュニティの記事もピックアップされます。こうしたことでコミュニケーションのきっかけを提供していきたいと考えています。」
―― ところで、「ミーム」はもともと文化的遺伝子を指す学術用語で、ダーウィンの進化論の考えもその背景にあるわけですが、〔iA〕の「ミーム」にも自然界の遺伝子と同様、自然選択(繁栄や淘汰)される仕組みはあるのでしょうか。
木岡「あります。〔iA〕はミームがたくさんあることでにぎやかになる世界ですが、やはりアイランドに1000や2000もあると多すぎるので、なんらかの数的な制限はつけていこうとおもっています。例えば、古いミームや人気のないミームが落ちて、新しいミームが上がってくるような感じです。落ちたミームはマイページに戻ってきます。」
■カスタマイズできるアイランド
(→「カスタマイズできるアイランド」へ)
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