【OGC2008レポート】プレイステーション3のバーチャルワールド「Home」、いよいよ始動!?

   2011/04/01

3月14日、東京・ベルサール神田にて行われた「オンラインゲーム&コミュニティサービスカンファレンス 2008(OGC2008)」で長らく沈黙を守ってきた、あるバーチャルワールドが日本国内でおそらく初めての具体的なサービス説明を行った。
プレイステーション3(PS3)のオンライン・ユーザーコミュニティ「Home」だ。

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Home(Japan)Project推進室 シニアプロデューサー 赤川良二氏
「やっと具体的なお話ができる段階になってきた」と話すソニー・コンピュータエンターテインメント Home(Japan)Project推進室 シニアプロデューサーの赤川良二氏は40分ほどの時間の中で「Home」の各機能について、時折、実機デモも交えながら紹介していった。
■「Home」は「悲願」だった
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Homeのロゴ
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Homeの画面。さすがに滑らかな動きだ。
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デモで使用されたPS3
「Home」について赤川氏はユーザーがバーチャルワールド内に「住む」ような概念をもつ「定住型」ではなく、「ゲートウェイ型」であるとした。これは、例えばユーザー同士が「Home」内で出会って意気投合したら、(プレイステーションの代表的ゲームである)「グランツーリスモ」を「Home」内から立ち上げて一緒に遊ぶ、といったようにユーザーコミュニティとゲームをつなぐような形を指している。ただ、赤川氏は同時に「定住型を否定するわけではなく、Home内に定住する人もいるかもしれない」としており、型はあくまで基本スタンスの違いという意味であるようだ。
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コミュニティスペースのひとつ「ゲームスペース」
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ボーリングなどが楽しめる
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ユーザー間のおしゃべりも
こうしたゲートウェイの仕組みは以前から実現したいと願いつつも、PSやPS2で実現できなかった「ある種の『悲願』」(赤川氏)であったと話し、思い入れの強さをうかがわせた。
■簡単操作で多彩なコミュニケーション
「Home」の特徴のひとつはその高精細なグラフィックスだが、こうしたグラフィックスをフルに活用したアバターでも簡単にカスタマイズできるよう、豊富なテンプレートが用意されている。赤川氏いわく、開発を主にSCEヨーロッパで行っていることもあり、「開発当初は日本人的な顔が作りにくかった」が、現在はそれも改善されたという。実際に会場に持ち込まれたPS3を使ってアバターを赤川氏に似せてカスタマイズしていく様子が紹介された。
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アバターカスタマイズ開始。まだ全くの別人
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調整する場所を選択し…、
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アナログコントローラーで調整する。
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もちろん肌の色も変えられる。
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5分ほどでかなり似せることができた
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赤川氏の要望でお腹は少しへこませて
その他にもキーボードのないコンソールゲーム機(家庭用ゲーム機)であるPS3でプレイされることを想定し、あらかじめ設定された定型文を選ぶだけでチャットができる「クイックチャット」など、コントローラーのみで簡単に操作するための工夫がされている。
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「クイックチャット」で定型文を選ぶと、
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ちょっとした会話ならこれで簡単に。
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ダンスも選べる
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あいさつには「投げキッス」も
■「ホームスクエア」「マイホームスペース」
「Home」のシステム自体は世界共通だが、イベントが行われたりユーザー同士がコミュニケーションを行う「ホームスクエア」はそれぞれの国向けにカスタマイズされている。その他にも、あるゲームの世界観にあった独自のエリアが用意されることもあるという。また、こうしたカスタマイズはゲーム向け以外でも可能といい、たとえば企業などが自社向けのエリアを作ることも考えられる。
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こうした場所で行われるイベントなどでリアルタイムにユーザーの趣向をマッチングさせ、PS3のゲームで遊んでもらうのが「ゲートウェイ型」としての目的のひとつだ。
また、共通の場所以外にユーザーはひとりひとり「マイホームスペース」と呼ばれる部屋を持っており、カスタマイズすることができるという。
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ここがマイホームスペース。いい部屋だ。
今後の予定としては「2008年春から皆様に触っていただける機会を持つ、という予定は変わっていない」(赤川氏)とされているが、それ以上の具体的な発表はまだのようだ。発表後の質疑応答では、ユーザーによるクリエイティブ環境やPC/携帯との連携、「Home」内でのダイレクトなコミュニケーション以外のコミュニケーション方法、「Home」と外部とのインタフェースとなるAPIの用意などについての質問がされたが、これらについては「そうした要望があることは理解しており、構想はしている」(同氏)と語るにとどめられている。
いよいよ日本国内でも動き始めた「Home」。期待して待ちたい。
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おまけ:HomeのLoading画面
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