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3Diの表現力の活かし方

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3Dインターネットの一番の特徴はその表現力ではないだろうか。
現在Webサイト上で物体を3Dのように見せる技術は既に実用化されており、360度回転できる仕組みやズームによる拡大視点などの機能も開発されている。
しかしながら、3Dの物体のまわりを歩いたり、見上げたり、上に乗ってみたり、中に入ったりという動作を実現するプラットフォームは少なかったのではないだろうか。
もちろん単品で開発すれば可能だとは思うが、誰でも簡単にその動きを実行できるところに3Dインターネットの可能性が秘められていると思っている。
今回は、この表現によってどんなことが可能になるのかを具体的な例とともに少し考えてみたい。
<宇宙船から人体まで>
3Dインターネットによって、普段実生活で見ることができないものを見せるということを考えてみよう。例えば宇宙船はどうだろうか。立体的な宇宙船の構造を細部まで見ることができる機会はWeb上でも実生活でも少ない。そこで、セカンドライフ上で非常に大きな宇宙船のオブジェクトを作成し内部を公開することで、外観のかっこよさ、壮大さだけでなく、中の精密さを表現することができ、また宇宙船の中に入るという体験そのものが、従来のインターネットでは提供できなかった新しい価値であると思う。
また他の例として2つ挙げておくと、実用化は難しいかもしれないが、3Dインターネットを用いて人体の内部を再現するというのも面白い。個々人の心臓や消化器官といったものを再現してカルテのように共有したり、医学生用の教育コンテンツとして利用することができるかもしれない。
もう一つの例として、地下空間が思い浮かぶ。東京には網の目のように地下空間が設計されており、それらを再現することで地下空間の有効利用について啓蒙することができ、理解の促進につながるのではないだろうか。
<3Dならではの質問>
私は3Dで表現をすることのもう一つの効用として、従来の見せ方では浮かばなかった疑問・質問が出てくるという点があると考えている。例えばEコマースでは商品説明文や画像を見て質問をしてくるわけだが、もしこれが3Dで見ることができて、拡大された物体の内部に入ったりという体験をすることができれば、当然全く違う疑問が湧いてくるのではないだろうか。
このような手法は、単に今まで以上の商品情報を与えることができるということの他に、購入ボタンの前まで来ながら結局購入しなかった人に対して安心感・納得感を持ってもらい購入を後押しするという、新しい販売プロセスとなり得るのではないかと思う。
倉森聡

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